不自由への意志
自由に,生きていたいと思った
しかし完全な自由など有り得るのだろうか
自由は不自由さを抜けた先に存在することもある
例えば知識や技能の習得の先にこそ
自由な表現が可能となるように
勝手気ままには辿り着けないあの場所に
不自由な荒地を踏破したその先に
またひとつ別の自由が,あるのだ
自由であろうとすることは
不自由を受容し,でき得る限りで踊ることと
不自由を克服し,可動域を広げることと
その時々でどちらの不自由を選択するのかを
自由に決めていくということなのかもしれない
誰がために我らは
自由意志で不自由に踏み込む